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2025年4月の記事一覧
ところでさぁ
幼稚園で担任をしていたときの話です。
Aちゃんが、おうちの方の仕事について、自分が知っている情報を情熱的に伝えています。
A:「印刷の仕事はねえ、大きな機械を動かしてね、すごいたいへんなんだよ」
私:「そうなんだぁ。たいへんな仕事なんだね」
A:「そうなんだよ」
Aちゃんの動きが一瞬止まり、そして私の顔をじっと見つめて
A:「ところでさぁ、せんせいって、何の仕事してるん?」
私:「えっ?‼」(今度は私の動きが止まった)
保育者として、Aちゃんからもらった最高の言葉だったと思います。なぜなら、毎日、真剣に子供たちと遊んでいたことを認められたと思うからです。Aちゃんは、この「せんせい」という大人は毎日、自分たちと遊んでいて仕事をしているのかなあ、不思議だなあ、と思ったのではないでしょうか。
子供の言葉を大人の視座で理解(理解力の不足など)するなら、子供の心に寄り添う教育の実現は難しいと考えます。そして子供の姿は、保育者の保育についての評価であると考えます。子供の評価のみで、保育者自身の評価が外れていることはないでしょうか。(中村 崇)
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