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せん長の「ぽんぽこコラム」

ゴム跳び?

 ある園の園内研修に伺いました。幼児の運動発達について、実技を交えながらの研修です。私は先生方に問い掛けます。「子供のころ、ゴム跳び、したことありますか?」

「あります。あります」(少数派)

「えー?ないです」(多数派)

 

 あります、ありますの二人の先生にお手伝いいただいて、私がまずはやってみます。地域ごとにやり方は様々だと思うので、「○○町で生まれ育った、○○歳の私が子供のときにやったのは」と言いながら、「グー・パー・グー・踏み・グー・パー・ねじって・ピョン・A・B・C」と跳んでみます。

「おー‼」(拍手)と先生方が盛り上げてくれます。

続いて、あります、ありますの先生がノリよく、「○○市の○○歳がやりまーす」と言って、私とはちょっと違ったやり方を見せてくれました。

「おー‼」(拍手)と先生方が笑顔になります。

 

 少数派は保育経験を重ねた先生方で、多数派はこれから保育者としての経験を積み重ねていこうとする先生方でした。このように自分の子供時代に遊んだことなどを実際の動きとともに伝え合う機会は、相互理解を促し、同僚性を高めることにつながるでしょう。

 また、自身の幼少期の記憶をたどってみると、子供にとって遊ぶこととは何かについて、じっくり考えるきっかけになるのではないでしょうか。(中村 崇)