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顔がぬれて ちからがでない

 Aちゃんは、担任している私にたくさん話をします。しかし、どうもおとな(私)に頼りがちな気がします。

「ねえ、せんせい。これつくって」(折り紙の本をもってきて)

「せんせい。トンネル掘って」(砂場で山を作っていたとき)

 

 ある日、私はAちゃんの「ねえ、せんせい。ウサギの部屋作って」に対して、「顔がぬれて、ちからがでない」と応答しました。Aちゃんは、「アンパンマンかぁ~‼」(笑)・(#怒)と、にやけながら怒り口調で言葉を返し、自分でウサギの部屋を作り始めました。私は、少したってから「私にお手伝いできることはありますか?」とAちゃんに言葉を掛けると、Aちゃんは「じゃあ、ここおさえといて」と言いました。

 Aちゃんの遊び(生活)について、Aちゃんが主体になった瞬間でした。(中村 崇)