連盟双書 第137集
平成23年度 連盟双書 第137集

特集1
「『学ぶ意欲を高める』学習指導の工夫」

特集2
「児童生徒の成長を支える生徒指導・教育相談」
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特集1「 『学ぶ意欲を高める』学習指導の工夫」
 

◆◆前橋市立下川淵小学校◆◆


もっと知りたい・知らせたい・わかりたい
― 全体の学びで読みを深める ―

■主 題 読む力を高めるための指導法の工夫
-自分の読みを「全体の学び」で深めることに着目して-

 物語を読む力を高めるために「個の学び」でもった自分の考えを「全体の学び」で深める研究です。児童の「もっといろいろな意見を知りたい・知らせたい・わかりたい」という思いを引き出し持続させるための有効な手 だてを、学年部会ごとに紹介します。

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◆◆榛東村立南小学校◆◆


読める わかる 楽しい!説明文の指導

■主 題 読む力を高める国語科の指導
-「一人学び」と「学び合い」を取り入れて-

  国語科の説明文を中心に、一人一人がじっくり考え、自分の考えをもち、考えを友達に伝えることを大切にした授業づくりを行いました。児童が学習の仕方を身に付けると、自分で読み、考えをまとめ、意欲的に取り組めるようになりました。「一人学び」と「学び合い」を取り入れた実践を中心に紹介します。

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◆◆藤岡市立美土里小学校◆◆


俳句って楽しいな!!
― 小学校3年生初めての俳句学習 ―

■主 題 意欲的に俳句学習に取り組むための指導の工夫
-小3「俳句に親しもう」の単元構想を通して-

 
学習指導要領の改訂で「伝統的な言語文化に関する事項」が新たに加わり、短歌・俳句が第3学年及び4学年の指導事項の中に位置付けられました。今回は俳句について取り上げ、小学校3年生の児童が意欲的に俳句学習に取り組めるよう三つの活動を取り入れた単元構想、それに基づいた実践を紹介します。

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◆◆
安中市立磯部小学校◆◆

 


話したい!聞きたい!笑顔いっぱい外国語活動
― 豊かなコミュニケーション活動の工夫 ―

■主 題 自分の思いや考えを豊かに伝え合う子の育成
-外国語活動の実践を通して-
  「外国語活動は、教師も児童も共に楽しめる活動」となるように、教材・教具を工夫し、魅力ある授業展開を心がけています。児童一人一人が楽しく取り組めるコミュニケーション活動は、笑顔あふれる温かいクラスづくりにつながります。

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◆◆高崎市立大類中学校◆◆


ICT活用で 見て、感じて、考えて 実感!
― ICT機器の活用による思考力を高める学習過程の工夫を通して ―

■主 題 科学的な思考力を高めるための学習過程の工夫
-天体領域の学習におけるICT機器の活用を通して-
 他者との意見交流を活発化させるために、自分なりの意見や考えがもてるジグソー学習形式を取り入れ、少人数グループでの話合い活動を通して思考力を高めていく指導の工夫を紹介します。その手 だてとして、視覚的・直観的に物事を理解し、さらに意見交換が活発になるICT機器の活用方法を工夫しました。

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◆◆みどり市立笠懸南中学校◆◆


常に考える!そして表す!
― 教科等に合わせた効果的な指導方法を取り入れて ―
■主 題 考え表現する力を身に付けた生徒の育成
-考える場、活動する場の指導の工夫を通して-

 本校では、生徒の学ぶ意欲、思考力、表現力を高めるために、模擬授業や授業公開などの授業研究を通して、有効な指導方法について研究してきました。研究を通して明らかになった各教科共通の指導方法をもとに、さらに教科等でアレンジした実践を紹介します。

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◆◆伊勢崎市立第三中学校◆◆


数学で「活用力」UP!
― 「教えて考えさせる」「気付く・分かる」で意欲向上 ―

■主 題 自ら学び、活用する力を身に付けた生徒の育成
-数学科における学力向上への取組-

 
本校では、基礎・基本となる学力の向上を重視しながらも「活用する力を身に付けた生徒の育成」に取り組んでいます。数学科における実践を中心に、生徒の関心や意欲を高める取組、家庭学習に関する取組やそれらの考察について紹介します。

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◆◆邑楽町立邑楽南中学校◆◆


外国人の転校生と会話をしよう!
― 意欲をもって取り組める言語活動 ―

■主 題 英語における自分の思いを伝える生徒の育成
―言語活動場面の設定を通して―

 
今日のグローバル社会において、よりよく生き抜くために学校教育の現場で言語活動の重要性が増してきています。英語科においても基礎的・基本的な知識や4技能の習得を図る上で、言語活動は必須のものです。本校の英語科で実践した、意欲をもって取り組める言語活動を紹介します。

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特集2
「 児童生徒の成長を支える生徒指導・教育相談」

◆◆前橋市立清里小学校◆◆


学校自慢はみんな仲よし
― 異年齢集団活動を通して ―

■主 題 協力し合い、自主的・自発的に活動する
               心身ともにたくましい児童の育成

-異年齢集団活動における実践を通して-

 
本校で長年行われてきている「異年齢集団」活動=里の子活動。子どもたちが先輩から後輩へと受け継いできた「小さい子の面倒をみる」校風が、絶えることのないよう活動を工夫し、継続している様子を お伝えします。

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◆◆高崎市立国府小学校◆◆
互いに認め合える楽しい学級づくり
― 体験活動と話合い活動を通して ―

■主 題 互いの考えを認め合う学級づくり
-体験活動と話合い活動を通して-

 子ども同士の信頼関係を築くための体験活動と、互いの意見を交流し、認め合う話合い、さらにそこで決まったことを実践する経験を積み重ねることによって、みんなが認め合える学級となった実践を紹介します。

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◆◆玉村町立上陽小学校◆◆


自分の生き方を見つめて中1ギャップ克服を!
― 「生き方総合」を核にした小・中学校の連携を通して ―

■主 題 中1ギャップの克服を目指した小・中学校の連携の在り方
-「生き方総合」を核にした取組を通して-

 
生き方総合」の学習過程に意図的に中1ギャップ対策プログラムを位置付けたことで、子どもたちは、自己有用感や自尊感情の高まりの中で、中学校に対する直接的な情報収集や体験活動に取り組むことができた実践内容を紹介します。

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◆◆草津町立草津小学校◆◆

みんなで守って楽しい学校!「草津小よい子の一日」
― 規律正しい生活リズムづくり ―

■主 題 いきいきと取り組む児童の育成
-規律正しい生活リズムづくりを通して-

 
児童一人一人が、何事にもいきいきと取り組み、楽しい学校生活を送るためには、集団生活の基盤となる規律づくりと集団活動の基本となる人間関係づくりが大切です。ここでは、本校で取り組んでいる規律正しい生活リズムづくりや望ましい人間関係づくりの実践を紹介します。

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◆◆前橋市立富士見中学校◆◆


不登校ゼロを目指して
― 組織的支援を通して ―

■主 題 不登校生徒の予防的支援とチーム支援の実践
-組織的支援を通して-

 本校では、平成19年度群馬県教育委員会の「いじめ・不登校対策」の指定を受け、その後も継続的にその対策を全校あげて取り組んできました。
 教職員55名が、一丸となって生徒の支援をするためのガイドラインや具体的な支援の様子を紹介します。

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◆◆太田市教育研究所◆◆


不登校児童生徒の状況改善は、小さな「できた」の積み重ね
― 太田市の不登校対策諸活動を有効活用して ―
■主 題 不登校対策諸活動の活用に向けた児童生徒等へのかかわり方に
      関する実践研究

 
太田市で実施されている不登校対策諸活動の有効な活用方法や成果、また、その活用に向けた児童生徒への効果的なアプローチについての情報を提供し、教職員が見通しをもって具体的な支援を行い、不登校児童生徒の減少や不登校の状況改善に向けた取組を充実させることを目的とした研究を紹介します。

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◆◆館林市立多々良中学校◆◆


空席のない教室を!不登校ゼロを目指す
― 実現のキーワードは『共感性』 ―

■主 題 学級の共感性を高める実践研究
-中学校特別活動における「カリキュラムづくり」を通して-

 本研究の特色は三つあります。第一に、二つのサイクルによるカリキュラム実践、第二に、「共感性」を高める常時活動、第三に、心理学の知見を生かした学級活動の指導です。
 中学校特別活動において、これらの取組を通して学級の「共感性」を高めることで、中1ギャップや不登校の本質的な解決を図ることをねらいとしました。

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◆◆藤岡市立北中学校◆◆


『全体美』『溌剌美』 笑顔が輝く北中を目指して
■主 題 夢に向かって果敢に挑戦する生徒の育成
-いじめ根絶へ向けた積極的な生徒指導を通して-

 本校では、藤岡市で実施されている「いじめ問題解決に向けた子ども会議」を受け、立場の弱い生徒や穏やかな生徒がのびのびと生活できる学校づくりを行ってきました。自分自身の言動や生活に責任をもつとともに、相手を理解して思いやりのある行動が取れる生徒の育成を目指した実践を紹介します。

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教育研究所

◆◆高崎市教育センター◆◆


授業改善につなげる学力調査の活用

■主 題 学力調査を活用した学力向上対策

 
高崎市の小・中学校では、学力調査の結果を分析し、各校の実態にあった改善策を立てて授業実践を行い、学力向上に役立てています。ここでは市教育センターで行っている学力調査結果を活用した授業改善についての取組を中心に紹介します。

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◆◆桐生市立教育研究所◆◆


つなげよう関係機関!それぞれのできること
― 発達障害をもつ子どもの早期発見・早期支援 ―

■主 題 幼・保・小・関係機関が連携して取り組む、
                発達障害の早期発見・早期支援

 
桐生市は、平成20年度から文部科学省の「発達障害早期支援モデル事業」の指定を受け、様々な取組を進めてきました。事業の一環として、大きな目的の一つである「発達障害の早期発見・早期支援の確立」に向け、幼・保・小・関係機関の連携に視点を当てて進めてきた研究を紹介します。

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◆◆沼田市教育研究所◆◆


「生き生き子ども・熱き先生」の育成を支援
― 沼田市教育研究所50年の歩みを通して ―

■主 題 学校教育の充実を支援する取組
-子どもの成長促進と教員の資質向上の側面的支援を通して-

 本所は「教員の研究意欲の高揚」と「児童生徒の学力向上」を目指して設置され、諸講座や相談・適応指導の工夫を継続してきました。諸検査の結果等から本市の学校教育も学力向上が図られ、各園・学校とも大過なく日々の教育活動が行われています。本所50年間の側面的支援を紹介します。

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◆◆富岡市教育研究所◆◆


不登校解消に向けた小・中学校間連携の実際
― 小学校6年生のこころに視点を当てて ―

■主 題 滑らかな接続を図るための小・中学校間の連携
-中1ギャップの解消に向けた組織的な取組を通して-

 
富岡市では、不登校の解消に向けて、実践的な研究に取り組んでいます。本研究は、不登校の原因の一つとなっている中1ギャップの解消に向けて、小中連携推進コーディネーターを中心とした小・中学校間連携の充実を図ったものです。意識調査や組織的・計画的な交流を行い、児童が不安や悩みを軽減しながら意欲を高め、中学校へ臨めるように取り組んだ実践を紹介します。

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