第17回 ぐんま教育賞 表彰式
~わかち合おう! 育てる知恵、教える知恵~


杉の子賞(教職員の部)
<講 評>  ぐんま教育賞選考委員会委員長 平塚 浩士

 
第17回ぐんま教育賞「杉の子」賞には、小・中学校、高等学校等における実践的教育に関する論文27編の応募がありました。いずれも群馬の教育の向上を願って、教育現場での課題とその解決へ向けた取組を考察したものです。選考委員会ではさまざまな観点から論文を評価し、協議して最優秀賞1件と優秀賞3件を選考しました。
    最優秀賞は「思考力・判断力・表現力を育成する農業土木教育の取組」の論文です。これまでの伝統的な授業方法に加えて、新しい時代の学びの中核となる「反転学習」の方法を導入し、その成果と課題を考察しています。
 優秀賞は、「全教職員による組織的な食育指導を目指して」、「互いを認め合い、よりよい生き方を追求する生徒の育成」、そして「外国語活動において相手意識をもってコミュニケーションを図ろうとする児童の育成」の3件です。
 今回、ぐんま教育賞に応募された全ての方の思いが、群馬県の教育現場で生かされ、“教育県ぐんま”が実現することを希望します。


 第17回 ぐんま教育賞選考委員(敬称略)

 委員長  平塚 浩士 群馬大学学長

【杉の子賞(教職員の部)】
 副委員長 坂本 壽枝 元群馬県教育委員会委員長
 委員   高橋  徹 上毛新聞社高崎支社長(前本社編集局長)
 委員   岩村 隆志 群馬県PTA連合会会長
 委員   鈴木 佳子 群馬県教育委員会事務局義務教育課長


 この度は、素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。この論文は、本校で学ぶ生徒達が意欲的に専門科目の学習に取り組んできた成果の一つだと思います。これからも生徒のために、農業土木教育をより充実したものに発展させていきたいと考えています。最後に、論文作成に協力いただいた先生方にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。
【優秀賞】

全教職員による組織的な食育指導を目指して

-栄養教諭の校内研修への参画を通して-


吉岡町立明治小学校

栄養教諭 森田あずさ

教諭   井堀 尊義

 この度、賞に選んでいただき、大変光栄に思います。本論文は、栄養教諭が校内研修へ参画し、実践したことをまとめたものです。栄養教諭が児童や保護者、教職員と直接関わることで、食育推進につながることが実感できました。今後も児童が食に関心をもてる指導を続けていきたいと考えています。多くの方々のご指導によりいただけた賞です。ありがとうございます。
 この度は素晴らしい賞をいただきありがとうございます。本校の職員が一丸となり、取り組んできた研修の成果が今回受賞することとなり大変嬉しいです。多くの方々のご指導・ご協力によって本研究をまとめることができました。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。更なる充実した教育活動となるように日々尽力していきたいと思います。
 一年を通して「Communication points」を用いた授業に取り組んだことで、児童にアイコンタクトやジェスチャー等のよりよく伝える・より詳しく聞く技術が浸透しました。今後も児童が「もっと聞きたい!もっと伝えたい!」と思えるような授業を考え、児童がいきいきと英語を使ってコミュニケーションを図ることができるような手立てを考えていきたいと思います。