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第15回 ぐんま教育賞 表彰式
~わかち合おう! 育てる知恵、教える知恵~<総 評> ぐんま教育賞選考委員会委員長 平塚 浩士 第15回ぐんま教育賞には、 124編の応募論文がありました。そのうち県民の部の「みやま未来賞」は99編、教職員の部の「杉の子賞」は25編の応募でした。 これらの論文は群馬の教育の向上を願い、課題とその解決策を提案するものでした。選考委員会において様々な観点から応募論文を評価し、十分に協議して最優秀賞、優秀賞、奨励賞にふさわしい論文を選びました。その結果、「みやま未来賞」の最優秀賞は、今村井子さんの“子どもの成長を支える地域をつくる~「ひだまり子ども食堂」の実践~”、「杉の子賞」の最優秀賞は、池田瑞輝先生の“確かな音声言語能力に基づいて自らの考えを生き生きと表現できる生徒の育成~言語活動の「練り上げ」と「ミラクルシート」による継続的な指導を通して~”となりました。 ぐんま教育賞に応募された方々の真剣な思いが、群馬県の教育関係者に共有され、教育現場で十分に活かされて “教育県ぐんま”が実現することを希望します。 |
第15回 ぐんま教育賞選考委員(敬称略) 委員長 平塚 浩士 群馬大学学長 【みやま未来賞(県民の部)】 副委員長 持谷 靖子 三国路与謝野晶子紀行文学館館長 委員 台 善一 サンデンファシリティ株式会社取締役 委員 久保田桂子 有限会社イマージュ代表取締役 委員 藤村 好美 群馬県立女子大学文学部教授 委員 船引 忠雄 群馬県教育委員会事務局生涯学習課長 【杉の子賞(教職員の部)】 副委員長 井上惠津子 元群馬県教育委員会委員長 委員 阿部 和也 上毛新聞社編集局長 委員 岩村 隆志 群馬県PTA連合会会長 委員 高松 正毅 高崎経済大学経済学部教授 委員 鈴木 佳子 群馬県教育委員会事務局義務教育課長 |
みやま未来賞(県民の部) |
<講 評> ぐんま教育賞選考委員会副委員長 持谷 靖子 それぞれの立場から、豊かな心情で幸に生きる感動的な教育向上への内容が描かれ、教育の広義な深い存在を手にとる様に身近に、感動的に生きる喜びを与えて貰えました。特に、教育課題に関して、実践的な問題が具体的に語られ、示唆され、大いに無難に把握できる身近さがありました。県民としてこの社会、学校、家族、仲間でと言う風な作者の種々の立場からの作品は、取組と示唆が身近でそれぞれの心身に優しく滲む気がします。 実践とその経験から生まれた実行企画案の内容、書き方は、分かり易く即実行可的であり、県民が共感し共有出来ることでしょう。それが本年の魅力作品の特徴で、多くの県民に迎えられ、今後、増々この広報が期待されることを祈って止みません。 |
【最優秀賞】 | この度は、このような素晴らしい賞を頂きましてありがとうございました。この論文を私に書かせて下さったのは、「幸せな子ども時代を過ごして欲しい」という思いを「ひだまり子ども食堂」に届けて下さる多くの方々やボランティアスタッフさんのおかげだと思っています。県内にこのような子どもの居場所がもっと増えていくことを願っています。 |
【優秀賞】 | この度は、このような素晴らしい賞に選んでいただき大変嬉しく思います。私は、教育実習等で実際に子どもとかかわる中で、面白い、楽しい、もっと知りたいという気持ちがいかに大切かということを学びました。子どもの「面白い!」をたくさん引き出せるよう、読書をはじめとした様々な機会を作ることのできる教員を目指し、努力していきます。 |
【優秀賞】 | この度はこのような賞に選んでいただき、大変光栄に思います。教育とは何も学校だけで行われるものではありません。われわれが教育を広い視野で捉えることで、子どもたちの学びは広く深いものになっていくのではないでしょうか。これからも教育について考え、向き合うことで、より一層精進してまいります。ありがとうございました。 |
【奨励賞】 | 「プログラミング」には、アルバイトがきっかけで出会いました。学校教育にどのようにつなげていくのか考えていた時に、このぐんま教育賞を紹介していただきました。アルバイト先で聞いたことや、自分だったらどうするかを考えてまとめ、応募させていただいたのですが、それをこのような賞に選んでいただき、大変光栄です。ありがとうございました。 |
杉の子賞(教職員の部) |
<講 評> ぐんま教育賞選考委員会副委員長 井上 惠津子 どの作品も新学習指導要領や第2期群馬県教育振興基本計画を見据え自校の課題を捉えた完成度の高い論文でした。最優秀賞は中学校国語科で2年半にわたり、自らの考えを生き生きと表現できる生徒を育成するための指導実践です。「練り上げ」や「ミラクルシートの作成」は独創性があり、生徒の成長が伺えた成果の分析も高く評価されました。優秀賞2作品は共に小学校における「けがの防止」に焦点をあて、児童の実態分析、解決に向けた特色ある取組が評価されました。奨励賞は幼保小中の一貫した学びのつながりを支える教育活動、努力義務化されたコミュニティ・スクールの在り方の模索、英語教育強化拠点校としての取組の3作品で、何れも今日的課題として提言性があり選ばれました。先生方の更なる教育力の向上を期待しております。 |
【最優秀賞】 確かな音声言語能力に基づいて自らの考えを生き生きと表現できる生徒の育成 ~言語活動の「練り上げ」と「ミラクルシート」による継続的な指導を通して~ 伊勢崎市立第三中学校 教諭 池田 瑞輝 | 昨年度に続き、素晴らしい賞をいただき大変光栄に思います。本実践のきっかけはひとつの公開授業で引き出すことのできた生徒の学びに取り組む姿への感動でした。以来、様々なアプローチで授業改善を試みてきました。様々な形で助言を下さいました下田校長、国語部の先生方、とりわけ柴﨑文孝先生との日々の対話なくしてこの受賞はありえません。この場を借りて感謝申し上げます。 |
【優秀賞】 小学校における危険回避能力の育成 ―休み時間等の活用を通して― 太田市立世良田小学校 | 休み時間に走って転んだり、遊具に頭をぶつけるなどの不注意によるケガが大変多く困っていました。そこで、既存の一輪車に加え、新たに竹馬を購入して遊びの中で、また、主体的なサーキット運動などで危険回避能力を高めてきました。さらに、就学前の施設と課題の共有をして取り組んできました。この実践や成果が認められて大変感謝しております。 |
この度は素晴らしい賞に選んでいただき、大変嬉しく思っております。今回の受賞は、多くの方々のご指導とお力添えのもと、学校全体でけが防止に向けて取り組んだ成果であると考えています。今後も、児童主体の課題解決的な活動を大切にし、学校保健活動の充実に努めて参ります。ありがとうございました。 | |
本校の実践を評価していただきこのような素晴らしい賞をいただけたこと、大変光栄に存じます。本実践は、学校運営協議会の皆様をはじめ、PTAや地域の皆様のご理解とご協力に支えられ実を結んでいる取り組みです。関係者の皆様に心より感謝申し上げますとともに、更なる充実を目指し、教育活動を展開していきたいと思っております。 | |
【奨励賞】 子どもの一貫した学びのつながりを支える教育の推進 ―幼保小・小中の接続期に視点を当てて― 桐生市立新里北小学校 教諭 關 百合香 | 子どもたちの一貫した学びを支える一助となれば、との思いで取り組んで参りました。受賞は、所属校をはじめとする地域の園・学校及び諸関係機関の皆様のご支援、ご協力の賜物と感謝しております。接続期における実践を通して、子どもの笑顔にたくさん出会えたことは何よりの喜びです。今後も子どもの学びを支える教育の推進に尽力して参ります。 |
この度は身に余る賞を頂き、大変光栄に思います。勤務校である旭小学校が英語教育強化地域拠点校として県の指定を受けてから4年間、職員が一丸となり研修を進めてまいりました。教師が児童の声を心で受けとめ、進んで伝え合おうとする姿勢を示すことで、児童が相手意識を持ち、英語を楽しみながら学習を進めることができると実感しました。 |
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