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第9回21世紀ぐんま教育賞の募集を行ったところ、みやま賞(県民の部)50編、あすなろ賞(教職員の部/学力向上)34編、杉の子賞(教職員の部/健全育成)22編、合計106編の応募をいただきました。選考の結果、18編が入賞し、表彰式が2月13日に群馬県庁昭和庁舎正庁の間で行われました。ここに、入賞論文と受賞者のことばを紹介いたします。
<総 評>
本年度で第9回となる21世紀ぐんま教育賞には、県民の部である「みやま未来賞」、教職員の部である「あすなろ賞」、「杉の子賞」に合計106編の応募がありました。いずれも甲乙つけがたい論文でしたが、厳正に審査し、各賞を決定しました。みやま未来賞では、大学生、PTA活動を行っている方、あるいは主婦の方などの様々な視点から、教育に対する考え方や実践の論文があり、県民の教育に対する関心の高さを実感しました。あすなろ賞と杉の子賞では、校長や教諭等の立場で教育を真正面からとらえ、それをより良いものにしていく取り組みが見られました。激動の時代にあって、新たな展望のもとに未来の群馬県、そして日本を創っていくうえでの、教育に対する期待の大きさと、日々教育を行っている方々の強い決意を感じました。
本年度で第9回となる21世紀ぐんま教育賞には、県民の部である「みやま未来賞」、教職員の部である「あすなろ賞」、「杉の子賞」に合計106編の応募がありました。いずれも甲乙つけがたい論文でしたが、厳正に審査し、各賞を決定しました。みやま未来賞では、大学生、PTA活動を行っている方、あるいは主婦の方などの様々な視点から、教育に対する考え方や実践の論文があり、県民の教育に対する関心の高さを実感しました。あすなろ賞と杉の子賞では、校長や教諭等の立場で教育を真正面からとらえ、それをより良いものにしていく取り組みが見られました。激動の時代にあって、新たな展望のもとに未来の群馬県、そして日本を創っていくうえでの、教育に対する期待の大きさと、日々教育を行っている方々の強い決意を感じました。
高田委員長
第9回 21世紀ぐんま教育賞選考委員(敬称略)
委 員 長 高田 邦昭 群馬大学学長
副委員長 持谷 靖子 三国路与謝野晶子紀行文学館館長
副委員長 桑原 保光 桑原動物病院院長
副委員長 渡辺 照子 TERUコミュニケーションステージ代表
委 員 内山 充 上毛新聞社編集局長
委 員 久保田桂子 (有)イマージュ代表取締役
委 員 石倉 利雪 サンデン・ファシリティ株式会社代表取締役
委 員 松本 富子 群馬大学教育学部教授
委 員 山田 浩史 群馬県小中学校PTA連合会会長
委 員 藤村 好美 群馬県立女子大学文学部教授
委 員 堀澤 勝 群馬県教育委員会義務教育課長
委 員 小笠原祐治 群馬県教育委員会高校教育課長
委 員 森田 勝也 群馬県教育委員会生涯学習課長
副委員長 持谷 靖子 三国路与謝野晶子紀行文学館館長
副委員長 桑原 保光 桑原動物病院院長
副委員長 渡辺 照子 TERUコミュニケーションステージ代表
委 員 内山 充 上毛新聞社編集局長
委 員 久保田桂子 (有)イマージュ代表取締役
委 員 石倉 利雪 サンデン・ファシリティ株式会社代表取締役
委 員 松本 富子 群馬大学教育学部教授
委 員 山田 浩史 群馬県小中学校PTA連合会会長
委 員 藤村 好美 群馬県立女子大学文学部教授
委 員 堀澤 勝 群馬県教育委員会義務教育課長
委 員 小笠原祐治 群馬県教育委員会高校教育課長
委 員 森田 勝也 群馬県教育委員会生涯学習課長
みやま未来賞(県民の部) | |
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<講評> 本年度は教員を目指す学生、PTA関係、家庭、地域からと多角的視点で提案されましたが、大学生が目立っていました。最優秀賞「私の小さなセラピスト」は研修したアニマルセラピーを通して、愛と命の溢れた飼育教育を取込む提案でした。大震災後、動物との絆に勇気を得た人々を見た時に覚えた命の尊厳、共存の掟、環境意識の高まりに通じて来ました。また専門高校の教養科目のあり方を大学受験を通して論じ、専門高校の意義を考えさせられました。全般には地域社会や家庭の役割、PTA活動などを軸に、足元から先ず大人が子供の健全性に関心を持とうという提言で、これ等の「みやま未来賞」は県民の共感を得、教育支援に力を添えるでしょう。 持谷副委員長 | |
最優秀賞 わたしの小さなセラピスト 高野 聖子 | 受賞のことば この度は名誉ある賞に選んでいただき、恐縮すると共にたいへん光栄に感じております。今後、子ども達が動物と触れ合う機会の増加、また周囲の理解と協力の輪が広まればよいと思っております。ありがとうございました。 |
優秀賞 専門高校における教養教育の在り方 高崎経済大学教職研究会 瀬戸 一洋 木暮 臣祥 武内 渉 | 受賞のことば 受賞させていただきありがとうございます。私たちは大学に入り、基礎教養の重要性を学びました。知識の基盤となる基礎教養はこれからの時代に必要なものであり、専門高校においても重視するべきだと思います。 |
優秀賞 子ども達のために今、我々ができること・やること 山田 佳奈 | 受賞のことば 今回大学教授から21世紀ぐんま教育賞の話を頂き、私が今まで関わった子供達の中で、感じた事を主張したいと思い書きました。それがこの様な形で賞を戴けることになり、大変光栄です。ありがとうございました。 |
奨励賞 生徒の心を豊かにするPTA活動 玉村町立南中学校PTA | 受賞のことば 本校の目指す生徒像の「思いやりのある心豊かな生徒」を文化・芸術面で支援したく、活動してきました。子どもたちや保護者にとって思い出に残るものとなり、このような活動が評価されて大変うれしく思います。 |
奨励賞 子育てから学んだこと 布施 恵子 | 受賞のことば 奨励賞をいただき、とても嬉しく思います。子育てをしていて、知らないうちに自分がいろいろなことを学んできたと感じています。これからも、一歩ずつやっていくつもりです。一度に二歩足を出さないように気をつけて! |
奨励賞 大人になるということ ~100kmの旅がくれたもの~ 川野 華 | 受賞のことば 子どもたちと沢山触れ合い、多くのことを学ばせていただいた上に、その貴重な体験をこのような形で評価していただき、大変嬉しく思います。「生きる力」を実感させてくれた子どもたちに、心から感謝いたします。 |
あすなろ賞(教職員の部) | |
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<講評> 今年度のあすなろ賞の入選論文は、学校全体の教育力向上のため研修や教材研究等に創意と工夫が満ちあふれ、成果も実感できる論文発表が多く、とても印象的であり深く感銘を受けました。 最優秀賞の論文は、新たな研修方法として知られているワークショップ型研修を導入し、実践を踏まえてきめ細かい取り組み成果を上げ、教職員の職能成長について建設的で提言性がある素晴しい論文でありました。また、何よりも教職員自らが生き生きと学ぶ姿勢を子どもに見せることへの効果が多大であり高く評価されました。 今後も更なる教育力向上のために、このような素晴しい取り組みの積極的な発表をお願い致します。 桑原副委員長 | |
最優秀賞 「ワークショップ型校内研修」によるOJTの推進 -「若手研修」を中核に全教職員の活性化をねらって- 伊勢崎市立境小学校 | 受賞のことば 今回の受賞は、研修に携わった本校の職員全員の喜びです。研修主任の強力な推進力と若手職員、そして中堅の職員がまさに三位一体となって取り組んできた努力が一つの成果に結びついたことをうれしく思います。 |
優秀賞 意欲的に俳句学習に取り組むための指導の工夫 -小3「俳句に親しもう」の単元構想を通して- 藤岡市立美土里小学校 教諭 廣兼 雅子 | 受賞のことば 初めて「俳句」に出会う小3の児童が意欲的に学習に取り組むために、図書館サポーターなど多くの方に協力していただいた研究・実践でした。今後も児童の学ぶ意欲を高められる実践を行えるよう努力していきます。 |
優秀賞 知的障害と肢体不自由のあるAさんの 伝える力を伸ばすための支援の工夫 -市販の工作キットを用いたコミュニケーション 支援機器の製作と活用- 太田市立太田養護学校 教諭 石田 羊一郎 | 受賞のことば 言語やジェスチャーといった方法での表現が難しくても、伝え合う力につながる第一歩を踏み出すことはできると考えます。身近な材料で支援機器を製作し、伝える力を伸ばすことを目指した授業実践に取り組みました。 |
奨励賞 自ら勇氣を発揮し、みんなで伸びる「まるごと教育」 富岡市立一ノ宮小学校 教諭 大谷 雅昭 | 受賞のことば 学級づくりと授業づくりを一体化させた『まるごと教育』は7年目となり、誰もが勇氣を発揮し、みんなで伸びようとする頼もしい子どもの姿が見られます。同時に、私も成長することができ、子どもたちに感謝の毎日です。 |
奨励賞 主体的に学習に取り組む児童・生徒の育成 -学校と家庭の連携による学びに向かう基盤づくりを通して- みどり市教育研究所 学力向上班 青木 千枝子・下川 由美・花香 隆広 山川 浩幸・金安 祐典 | 受賞のことば 学力と生活状況は相関しています。そこで、学校と家庭が連携して、児童・生徒の学びに向かう基盤づくりに取り組みました。忙しい中、毎日協力してくださった保護者の皆様に、心から感謝申し上げます。 |
奨励賞 自分自身への気付きを深める生活科学習指導 ~伝え合う活動や振り返る活動を通して~ 前橋市立勝山小学校 教諭 関口 智子 | 受賞のことば 「気付き」を大切にした生活科学習指導をする中で、子どもたち一人一人のよさを実感し、一緒に成長を喜ぶことができました。この実践を生かし、今後も、よりよい学習指導を目指して、努力したいと思います。 |
杉の子賞(教職員の部) | ||
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<講評> 杉の子賞は、健全育成をテーマにした「中一ギャップの解消・克服」「不登校児童生徒支援」「食育」「児童・生徒・親に対する教育相談」「生活習慣の確立」など多様な視点からの応募状況でした。 中でも最優秀賞の「自尊感情を高める外国人児童生徒教育」では、日本語教室の実践上の問題、課題を、「学習と生活習慣づくり」に焦点を絞り、多角的アプローチで子ども達の“意欲”を引き出した取組でした。 それぞれの論文の共通点は、「人間関係づくり」重視の姿勢と、研究の進め方に「連携」を取り入れた点です。日々の大変さの中で、心を見失わずに教育活動を推進してくださる先生方に、心からのエールを送り続けます。 渡辺副委員長 | ||
最優秀賞 自尊感情を高める外国人児童生徒教育 -玉村町日本語教室の取り組みを通して- 玉村町立中央小学校 教諭 白石 淳子 | 受賞のことば 今回の受賞は、外国人児童生徒と保護者を受け入れ、協働してくれた地域・ボランティア・外国人児童生徒が在籍している各小中学校の児童生徒・保護者・教職員の皆様のおかげです。改めて、深く感謝申し上げます。 | |
優秀賞 滑らかな接続を図るための小・中学校間の連携 -中1ギャップの解消に向けた組織的な取組を通して- 富岡市教育研究所 | 受賞のことば 市内全小中学校において、小中学校間連携を推進している中、杉の子賞の受賞に大きな喜びを感じております。今後もさらに連携を充実し、児童生徒が笑顔で学校生活を送れるようにしたいと考えています。 | |
優秀賞 聾学校の乳幼児教育相談の取組 群馬県立聾学校 校長 栗原 長吉 | 受賞のことば この度の受賞のタイトルは「乳幼児教育相談」ですが、学校全体で受賞したものと感謝しています。県民の皆様に聾学校の一端を理解されましたら幸いです。受賞を励みとし、今後も使命を踏まえ、保護者に寄り添う所存です。 | |
奨励賞 中1ギャップの克服を目指した小・中学校の連携の在り方 -「生き方総合」を核にした取組を通して- 玉村町立上陽小学校 教諭 増田 眞次 | 受賞のことば この受賞を励みに中1ギャップの克服を目指して、小学校と中学校が組織的に協力・支援できる体制作りに微力ながら貢献できればと思います。今後も「生き方総合」の有効性を検証し、日々の実践に活かしていきます。 | |
奨励賞 いきいきと学ぶ児童の育成 -規律正しい生活リズムづくりを通して- 草津町立草津小学校 教諭 石塚 博文 | 受賞のことば この受賞は、本校職員が一丸となり、児童一人一人がいきいきとした学校生活を送るための「生活リズムづくり」「人間関係づくり」に取り組んできた成果だと思います。関係者の皆様には感謝申し上げます。 | |
奨励賞 不登校対策諸活動の活用に向けた児童生徒等へのかかわり方に関する実践研究 太田市教育研究所 教諭 山本 義光 | 受賞のことば 多くの方々のご指導・ご協力によって本研究をまとめることができ、本当に感謝しております。不登校児童生徒対策の活動や関係機関を活用する際に、本研究を参考にしていただけると幸いです。本当にありがとうございました。 |
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